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[12025-30-02] (学生発表:修士課程)東鹿越鉱山の残壁変位の分析と鉱山周辺の広域応力の推定
キーワード:広域応力、残壁、3次元数値モデル、変位計測、採掘 埋め戻し
東鹿越鉱山では2002年からAPSによる残壁表面の動態監視を行ってきているが,残壁と光波の発射位置の間の距離が短くなるような変位が観測され続けている。2004 年の斜面崩落時の変位量に比べると,現在の変位量は極めて小さいが,この変位の原因は解明されていない。本研究では,採掘と埋め戻しが,残壁の変位に与える影響を把握するために,鉱山周辺の広域応力状態を推定することを目的としている。具体的には,まず,APSによる計測結果を分析して,残壁の表面変位の3次元的な特徴を明らかにする。次に,CADを用いて,国土地理院の数値標高データと当鉱山の数値標高データから,2018年から2021年の採掘状況を表現した数値モデルを簡易に作製する手法を開発する。続いて,作製した数値モデルを用いて3次元FEM解析を実施し,逆解析により,鉱山周辺の地盤の弾性定数と水平面内の広域応力を合理的に推定する方法について検討する。
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