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[12050-70-06] (学生発表:修士課程)MICP法により固化した繊維補強海浜砂の耐久性
キーワード:地盤固化、尿素分解菌、MICP法、天然繊維、耐久性
筆者らは、国内外で問題となっている海岸侵食の新しい解決策の提案を目指し、尿素分解菌を用いた炭酸カルシウム析出技術であるMICP法による地盤材料固化に関する研究を行っている。海浜砂へのMICP法の適用が可能となれば、海岸の環境・景観を阻害しない低環境負荷型の新たな海浜保全技術になると期待される。しかし、海浜砂への適用では、海水による湿潤と太陽光による乾燥を繰り返すことで、固化した地盤材料が劣化してしまうことが懸念されている。
そこで、乾湿の繰返しがMICP法で固化した地盤材料の耐久性に与える影響を調べるための実験を行った。初めに、国内の海岸周辺の地盤から単離した尿素分解菌であるSporosarcina sp.を用いて、海浜砂を固化させた砂供試体を作製した。次に、作製した砂供試体を人工海水に浸漬させた後に恒温乾燥炉に入れるサイクルを繰り返す乾湿繰返し試験を行った。さらに、供試体に天然繊維であるジュートを混合させることで、繊維補強が可能かどうかについて検討した。結論として、5mmのジュート繊維を砂質量の0.5%加えたときに、砂粒子の流出による質量減少を抑制する効果が確認された。
そこで、乾湿の繰返しがMICP法で固化した地盤材料の耐久性に与える影響を調べるための実験を行った。初めに、国内の海岸周辺の地盤から単離した尿素分解菌であるSporosarcina sp.を用いて、海浜砂を固化させた砂供試体を作製した。次に、作製した砂供試体を人工海水に浸漬させた後に恒温乾燥炉に入れるサイクルを繰り返す乾湿繰返し試験を行った。さらに、供試体に天然繊維であるジュートを混合させることで、繊維補強が可能かどうかについて検討した。結論として、5mmのジュート繊維を砂質量の0.5%加えたときに、砂粒子の流出による質量減少を抑制する効果が確認された。
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