1:00 PM - 1:05 PM
[1209-27-01] [Student presentation: Master’s course]Elution behavior of CaO–MgO–Al2O3–SiO2 glass in Ca(OH)2 saturated aqueous solution
Chairman:OsamuTakeda (Tohoku University), Hideaki Sasaki(Ehime University)
Keywords:Blast furnace slag, Al2O3, MgO
近年、資源の有効利用、環境負荷低減の観点から高炉セメントの利用が注目されている。高炉セメントとは、普通ポルトランドセメントに製鉄時に副生する高炉スラグ(BFS、主成分: CaO, MgO, Al2O3,SIO2)を混合したものである。本報では高炉セメントの反応性における高炉スラグ組成の影響の調査を目的として、高炉スラグ主成分であるAl2O3とMgOに着眼し、異なるスラグ組成を用いてCa(OH)₂飽和水溶液における浸出挙動を評価した。
模擬高炉スラグとして、Al2O3及びMgO含有量を系統的に変化させたCaO–MgO–Al2O3–SiO2ガラスを粉砕し、粉末状ガラス試料を作製した。また、作製したガラスは、反応性を評価するためCa(OH)₂飽和水溶液に浸漬させた。浸漬後のガラスは重量変化の測定とSEM-EDXによる微細構造の観察・同定を行った。
結果、浸漬前の重量と比較し重量は初期に減少した後、増大していた。また、反応生成物相は非晶質物とCa-Al–O–H系化合物と推定された。また、これらの結果と高炉スラグの強度発現特性を示す指標である活性度指数との関係を整理し、浸出挙動と反応性の関係を検討した。
模擬高炉スラグとして、Al2O3及びMgO含有量を系統的に変化させたCaO–MgO–Al2O3–SiO2ガラスを粉砕し、粉末状ガラス試料を作製した。また、作製したガラスは、反応性を評価するためCa(OH)₂飽和水溶液に浸漬させた。浸漬後のガラスは重量変化の測定とSEM-EDXによる微細構造の観察・同定を行った。
結果、浸漬前の重量と比較し重量は初期に減少した後、増大していた。また、反応生成物相は非晶質物とCa-Al–O–H系化合物と推定された。また、これらの結果と高炉スラグの強度発現特性を示す指標である活性度指数との関係を整理し、浸出挙動と反応性の関係を検討した。
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