資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

【若手・一般ポスター発表ショート講演】プロセス・素材分野 (1)

2022年9月6日(火) 13:00 〜 14:35 第2会場 (A12)

司会:竹田 修(東北大学) 、佐々木 秀顕(愛媛大学)

14:30 〜 14:35

[1209-27-19] (学生発表:修士課程)鉛の電解精製工程におけるリグニンスルホン酸の効果とその経時変化

○栗原 智紀1、奥寺 俊暉1、関本 英弘1 (1. 岩手大学)

司会:竹田 修(東北大学),佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:Betts法、電析形態、高分子添加剤、分子量

鉛の電解精製は、Betts法と呼ばれる、電解液にH2SiF6-PbSiF6溶液を用いる方法で行われている。電解液には電析形態を改善する目的で、にかわやアロイン(アロエ抽出物)、リグニンスルホン酸などを複数組み合わせて添加している。これらの添加剤のうち、にかわは電解中に加水分解して効果が減少することが、銅や亜鉛の電解工程に関する先行研究や我々のグループの過去の研究で明らかとなっている。しかし、リグニンスルホン酸の効果の経時変化に関しては、報告が見られない。そこで本研究では、リグニンスルホン酸が鉛の電析形態や過電圧に及ぼす影響について定電流電解によって調べた。また、リグニンスルホン酸の分子量の経時変化について静的光散乱法によって調べた。結果、リグニンスルホン酸は、にかわと比較して過電圧の上昇は少ないものの、デンドライト成長を抑制でき、その効果は大きく時間変化しないことが明らかとなった。本講演では、これらの知見ついて、にかわの効果と比較して報告する。

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