資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

企画講演

【企画講演】資源・素材学会長期テーマプロジェクト研究紹介(2022年秋)

2022年9月7日(水) 13:00 〜 16:05 第1会場 (A11)

司会:柴山敦 (秋田大学)、 島田英樹 (九州大学)、柴田悦郎 ( 東北大学)

13:25 〜 13:50

[2103-09-02] 微小域元素組成に基づく鉱物の存在形態および単体分離特性の評価技術の開発

○綱澤 有輝1、昆 慶明1 (1. 産業技術総合研究所)

司会:柴山敦 (秋田大学)

キーワード:単体分離、鉱物、粒子解析、画像解析、離散要素法

新規鉱床の開発可能性や鉱山開発の継続可否を判断するためには、原鉱の主成分だけでなく、不純物となり得る忌避元素や副産物となり得る有用元素などの微量成分が鉱石中にどのような存在しているかを詳細かつ定量的に評価することが重要である。また、単体分離度をはじめとする鉱石中の鉱物の存在形態を主成分だけでなく微量成分も含めて評価することは、原鉱に対する選鉱プロセスの最適設計においても必要不可欠である。そこで本研究では、レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析計(LA-ICP-MS)を用いた微小域元素分析に基づく鉱石中の主成分・微量成分の存在形態の評価手法の開発することを目的として、主成分に加え微量成分も考慮した鉱物の単体分離度等を評価する技術の創出を目指す。また、主成分・微量成分の存在形態の評価手法をもとにして、原鉱の単体分離特性を一般化する指標を得るための粉砕手法の選択や粉砕機の設計のためのシミュレーションの構築にも取り組む。本発表では、これまでの研究進捗を紹介する。

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