資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

一般講演

【一般講演】リサイクル/鉱物処理

2022年9月7日(水) 13:00 〜 17:20 第5会場 (A27)

司会:松本和也(秋田大学)、吉村彰大(千葉大学)、三木一(九州大学)

15:10 〜 15:30

[2506-17-07] (学生発表:修士課程)一般廃棄物焼却灰からの脱塩素プロセスの検討

○宮川 大史1、安永 喜一2、大矢 仁史2、山﨑 健一3 (1. 北九州市立大学大学院、2. 北九州市立大学、3. 丸屋商事株式会社)

司会:吉村彰大(千葉大学)

キーワード:メカノケミカル反応、脱塩素、セメント利用、ボールミル

埋め立て処分場の残余年数は21.4年と逼迫しているため、一般廃棄物焼却灰の新たな処理方法が求められている。そこで、セメントとしての再利用することが検討されている。しかし、焼却灰には塩素が含まれており、鉄筋腐食を引き起こすなどの問題がある。そこでメカノケミカル(MC)反応を利用して塩素を除く操作を行う。セメント利用するためには、焼却灰塩素濃度は2000 ppm以下にしなければならず、その処理において脱塩素の最適化を図る研究を行った。焼却灰を遊星ボールミル及び転動ボールミルで粉砕し、得られたものを振とう、ろ過、乾燥し、そうして得られたサンプルを蛍光X線分析装置で塩素量を定量したところ、遊星ボールミルの実験条件ではほとんどのデータが2000ppmを下回る値となり、十分なMC反応を引き起こし、脱塩素できることが分かった。しかし、転動ボールミルにおける粉砕実験では塩素濃度2000ppm以下に塩素濃度が減少しなかった。遊星ボールミルでは十分に脱塩素できるが、転動ボールミルでは塩素濃度2000ppm以下にはならず、5000ppm程度までしか減少しなかった。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード