資源・素材2022(福岡)

講演情報(2022年7月27日付 確定版)

企画講演

【企画講演】温度と熱に関わる岩盤工学

2022年9月8日(木) 13:00 〜 16:55 第3会場 (A13)

司会:藤井義明(北海道大学)、笹岡孝司(九州大学)

14:15 〜 14:50

[3306-11-03] 岩盤斜面の凍上被害と岩石の凍上性判定法の適用

○中村 大1 (1. 国立大学法人北海道国立大学機構 北見工業大学)

司会:藤井義明(北海道大学)

キーワード:寒冷地、岩盤斜面、凍上

北海道のような積雪寒冷地域では,地盤および土の凍上現象によって,土木構造物が変状することが良く知られており,その被害事例については古くから多くの報告がなされている。これに対し,岩盤および岩石の凍上現象による土木構造物の被害事例については,その報告は極めて少ない。岩盤や岩石の凍上現象による構造物の被害事例を収集し,調査によって得られた知見を蓄積していくことは,積雪寒冷地域の土木技術者の技術力を向上させ,構造物の凍上に対する耐力を向上させる一助になると考えられる。また,資源開発は積雪寒冷地域に留まらず,極域で実施される場合も多いことから,岩盤や岩石の凍上被害事例を収集していくことは,資源開発分野においても大きく貢献できるものと考えられる。そこで本研究では,岩盤斜面の凍上被害について現地調査を実施した。また,被災箇所で採取した岩石試料の各種の物性値を計測し,筆者が提案する手法を用いて,その凍上性を判定することに取り組んだ。この判定結果と凍上試験結果や被災状況を照らし合わせることで,筆者が提案する岩石の凍上性判定法が,岩盤斜面に適用可能であることを確認した。

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