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[3401-05-02] 市電向けスパン線ロープの技術開発
司会:守谷敏之(東京製綱株式会社)
キーワード:スパン線、スーパー繊維、FRPロープ、絶縁性、軽量
地方都市部における路面電車は高齢者の移動手段や地方活性化、SDGs等に貢献されている一方、維持修繕が課題とされている。また最近、一部の地方都市では振動や騒音が少なく、低床の次世代型の路面電車LRT(Light Rail Transit)が導入され、路面電車の在り方が見直されている。一方、電車に電力を供給するトロリ線を支持するスパン線についても一部で見直されつつある。スパン線は従来から実績の面より、亜鉛めっき鋼より線が採用されてきたが、鋼より線は重量が重く絶縁性がないため、施工性や碍子が必要になる等の課題があり、さらには碍子によって景観が損なわれることが言われている。そのような課題を解決する為に、軽量で碍子が不要なスパン線ロープ(スーパー繊維製FRPロープ)が開発され、一部の路面電車で長期使用されている。そのスパン線ロープについて、開発した際の技術データ(引張特性や電気的特性)や長期使用されたロープの残存強度データ等を用いて報告する。
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