14:35 〜 14:50
[1K0301-10-06] (学生発表:学士課程) 浮遊選鉱法を利用したもみ殻からの炭素・シリカ分離条件の検討
司会:松岡 光昭(関西大学)
キーワード:もみ殻、燻炭、浮選、炭素、シリカ
日本国内では現在年間約240万トン(推定値)のもみ殻が発生しているが、もみ殻の表層には20%を超える多孔質シリカと灰分が含有しており、炭素含有量(発熱量)も少ないことから、エネルギー資源としての有効利用は困難とされている。実際に、バイオマス利用に関する実用例や学術研究のほとんどが、不純物の比較的少ない木質バイオマス(木質チップなど)を対象としたものであり、もみ殻の有効利用は困難であることが想定される。
本研究では、鉱物処理技術として汎用的に利用されている浮遊選鉱法に着目し、もみ殻内に含まれる炭素とシリカの分離を試みた。浮選試験には、もみ殻を不活性雰囲気化で加熱した燻炭を使用した。浮選条件としては、はじめに前処理工程として強攪拌処理、超音波処理による粒子の分散条件を検討した。その後、溶液pH、捕収剤添加量の影響を調査したほか、多段浮選による炭素のアップグレードの可能性を検討することで、浮選における炭素とシリカの分離の可能性について調査した。
本研究では、鉱物処理技術として汎用的に利用されている浮遊選鉱法に着目し、もみ殻内に含まれる炭素とシリカの分離を試みた。浮選試験には、もみ殻を不活性雰囲気化で加熱した燻炭を使用した。浮選条件としては、はじめに前処理工程として強攪拌処理、超音波処理による粒子の分散条件を検討した。その後、溶液pH、捕収剤添加量の影響を調査したほか、多段浮選による炭素のアップグレードの可能性を検討することで、浮選における炭素とシリカの分離の可能性について調査した。
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