9:40 AM - 10:00 AM
[1K0401-08-03] [Student presentation: Master’s course] Galvanic behavior of copper-anode impurity couples regarding to copper electrorefining
Chairperson : Yu-ki Taninouchi (Kyushu University)
Keywords:Copper electrorefining, Anode impurities, Galvanic corrosion, In situ observation
本研究では、銅電解精製に関連して銅とアノード不純物のガルバニック対の電気化学測定と形態のその場観察を行った。アノード不純物としては亜鉛、スズ、カドミウムを用い、それらの金属線を銅棒に巻いたガルバニック対を試料とした。溶液としては銅製錬を模擬したA液:硫酸性硫酸銅水溶液(遊離硫酸200g/L+Cu 50g/L)と比較のためにB液:硫酸銅水溶液(50g/L)を用いた。通電しない時(内部分極した時)は、A液、B液ともに亜鉛で最も銅が急激に析出し、次いでカドミウム、スズの順であった。A液の亜鉛の時のみ水素発生が起こった。B液のスズでは白濁し、SnO2が生成した。アノード域、カソード域をはさむ狭い電位幅でサイクリックボルタンメトリーを行うと、溶解開始電位と析出開始電位が一致せず、析出開始電位の方が若干高かった。特に、Cu-Znでは顕著に違いが見られた。アノード不純物の溶解電流はZn>Cd>Snの順であった。
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