一般社団法人資源・素材学会 2023年度 春季大会

講演情報(2023年2月3日付 確定版)

企画講演

【企画講演】 鉱業史

2023年3月15日(水) 09:00 〜 12:00 第2会場 (6号館 1階 615)

司会:中西 哲也(九州大学),久間 英樹(松江工業高等専門学校)

10:15 〜 10:35

[3K0201-09-05] 兵庫県北部における中近世金鉱業の技術的展開-中瀬金山の鉱山臼を中心に-

○熊谷 暢聡1 (1. 日本鉱業史研究会)

司会:中西 哲也(九州大学)

キーワード:鉱山臼、兵庫県北部、中瀬金山、金鉱業

鉱石を効率よく処理するため、近世以前の鉱山では多種多様な石臼が用いられたことが知られる。特に金鉱石の場合、回転式の鉱山臼(挽き臼)で鉱石を微粉化し、金分が回収された。鉱山用の挽き臼は山金開発に伴って出現し、全国の金鉱山で普遍的に使われるようになった用具の一つである。兵庫県北部は、16世紀から17世紀にかけて金・銀山の開発が進められた地域であり、複数の鉱山遺跡で挽き臼の存在が確認されている。しかしながら、研究事例は乏しく、この地域における様相はよく分かっていない。そこで、挽き臼が多く残されている中瀬金山(兵庫県養父市)を中心に、上臼約90点について形状やサイズなどを調査し、兵庫県北部における特徴を考察した。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード