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[3K0201-09-05] 兵庫県北部における中近世金鉱業の技術的展開-中瀬金山の鉱山臼を中心に-
司会:中西 哲也(九州大学)
キーワード:鉱山臼、兵庫県北部、中瀬金山、金鉱業
鉱石を効率よく処理するため、近世以前の鉱山では多種多様な石臼が用いられたことが知られる。特に金鉱石の場合、回転式の鉱山臼(挽き臼)で鉱石を微粉化し、金分が回収された。鉱山用の挽き臼は山金開発に伴って出現し、全国の金鉱山で普遍的に使われるようになった用具の一つである。兵庫県北部は、16世紀から17世紀にかけて金・銀山の開発が進められた地域であり、複数の鉱山遺跡で挽き臼の存在が確認されている。しかしながら、研究事例は乏しく、この地域における様相はよく分かっていない。そこで、挽き臼が多く残されている中瀬金山(兵庫県養父市)を中心に、上臼約90点について形状やサイズなどを調査し、兵庫県北部における特徴を考察した。
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