09:20 〜 09:50
[3K0301-03-02] 難溶性元素の水溶液「レアメタル溶液」の開発
司会:安田 幸司(京都大学)
キーワード:レアメタル、水溶液原料、酸化物薄膜、複合化合物、電池
レアメタルはスマートフォンや自動車など、産業の様々な分野で使用され、我々の日常生活に欠かせない材料である。これらの元素および化合物は、粉体での販売が主流となっており、製造工程においても粉体で取り扱われている。しかし近年、デバイスの小型化に伴い、電子部品の微細化と高性能化が要求され、従来の粉体原料では製造やハンドリングが難しくなってきている。
三井金属では、レアメタル、レアアースを水に溶解した「レアメタル溶液」を開発した。溶液とすることで、粉体原料に対してハンドリング性と反応性が向上し、今までにない機能性原料として幅広い分野に適用が期待できる。
「レアメタル溶液」はNbやTaをはじめとした、本来フッ酸にしか溶けない難溶性金属元素またはその化合物、水および溶解剤とシンプルな組成で構成されているのが最大の特徴である。
レアメタル溶液の活用事例として、薄膜形成、粒子コーティング、複合化合物の作製が挙げられる。特に全固体電池材料への粒子コーティングでは、レアメタル溶液を用いてLiNbO3を緩衝層としてコーティングすることにより、電池性能の向上が示唆された。
三井金属では、レアメタル、レアアースを水に溶解した「レアメタル溶液」を開発した。溶液とすることで、粉体原料に対してハンドリング性と反応性が向上し、今までにない機能性原料として幅広い分野に適用が期待できる。
「レアメタル溶液」はNbやTaをはじめとした、本来フッ酸にしか溶けない難溶性金属元素またはその化合物、水および溶解剤とシンプルな組成で構成されているのが最大の特徴である。
レアメタル溶液の活用事例として、薄膜形成、粒子コーティング、複合化合物の作製が挙げられる。特に全固体電池材料への粒子コーティングでは、レアメタル溶液を用いてLiNbO3を緩衝層としてコーティングすることにより、電池性能の向上が示唆された。
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