09:25 〜 09:45
[1101-08-02] ローモンタイトによるセメント硬化体のひび割れ発生に関する研究
司会:今井 忠男(秋田大学)
キーワード:ローモンタイト、劣化、コンクリート
ローモンタイトは沸石の一種であり、安山岩中の角閃石、輝石あるいは長石を交代したり、砂岩中にも認められる鉱物であり
、乾湿繰り返しによってローモンタイトが粉状になり体積変化が生じて骨材が崩壊する。この作用によってコンクリートは表面から劣化が進行する。日本における劣化事例の報告は少なく、ほとんど認識されていないが、ダムコンクリートにおいては許容含有率として1%程度を管理基準とした事例や、含有量重量比が0.5〜0.6%以下であれば劣化しないという報告がある。しかし、海外では大規模なコンクリート劣化が報告されており、今後、日本においても実態を把握する必要があると思われる。本研究ではローモンタイトを含んだセメントペーストやモルタルの乾湿繰り返しによる劣化状況を検討し、ローモンタイトの変質が顕著となる条件を把握するとともに、電子顕微鏡による内部の変質状況を観察した。
、乾湿繰り返しによってローモンタイトが粉状になり体積変化が生じて骨材が崩壊する。この作用によってコンクリートは表面から劣化が進行する。日本における劣化事例の報告は少なく、ほとんど認識されていないが、ダムコンクリートにおいては許容含有率として1%程度を管理基準とした事例や、含有量重量比が0.5〜0.6%以下であれば劣化しないという報告がある。しかし、海外では大規模なコンクリート劣化が報告されており、今後、日本においても実態を把握する必要があると思われる。本研究ではローモンタイトを含んだセメントペーストやモルタルの乾湿繰り返しによる劣化状況を検討し、ローモンタイトの変質が顕著となる条件を把握するとともに、電子顕微鏡による内部の変質状況を観察した。
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