10:50 〜 11:10
[3K0101-06-04] 防災・減災に向けた地球化学掘削データの活用
司会：木﨑 彰久（秋田大学）
キーワード：掘削、地球化学、データ駆動
掘削データは過去の災害イベントに関する何らかの情報を記録していることがあり，そこからイベントについての知見を得ることは防災・減災に大きく貢献するものと考えられる．その中において地球化学掘削データは高次元および連続的に得られる定量データとして，地球物質の起源推定や地層同士の対比などに特に有用である．その一方で，これらのデータを統計的に取り扱う先行研究は多くなく，高次元データを積極的に活用する研究や，それにより客観的な地質学的解釈に結び付けるような研究が十分ではないという現状認識を著者らは持っている．本講演では，著者らのグループが行ってきたデータ駆動型の地球化学データ解析について，掘削情報の活用という観点から最新の研究例を含めて紹介する予定である．
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