一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

講演情報(2025年2月5日付 確定版)

一般講演

【一般講演】開発機械/資源経済と社会システム/資源開発技術  [3/14(金) PM  第1会場]

2025年3月14日(金) 13:00 〜 16:40 第1会場(6号館 3階 631)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)、久保 大樹(京都大学)

●開発機械:資源生産や地下空間利用のために用いられる技術について、岩盤掘削・破砕やその制御など、計測や機械工学的側面を中心とした議論を行う。

●資源経済と社会システム:エネルギーや金属鉱物などの資源の開発と利用に関連し、その環境負荷、そして資源と素材の供給に関する経済的インパクトおよび関連する社会システム・制度など、社会的観点からの議論を行う。

●資源開発技術:エネルギーや金属鉱物などの資源の開発に必要な上流から下流までの開発・生産の技術に関する科学的・技術的な現状および課題について議論を行う

<発表時間20分中、講演15分、質疑応答5分/1件>

14:00 〜 14:20

[3K0107-16-04] 二国間比較に基づく耐久消費財の製品使用期間と消費者行動の分析

○嘉村 昂起1[修士課程]、村上 進亮1 (1. 東京大学)

司会:才ノ木 敦士(熊本大学)

キーワード:製品使用期間、生存時間分析、共分散構造分析、消費者行動、サーキュラー・エコノミー

循環経済への移行が国際的に進む中、耐久消費財の製品使用期間と消費者行動の詳細な把握は、環境保全と持続可能な社会構築において欠かせない課題である。製品の長期使用や中古市場の活性化は、環境負荷を削減し、資源効率性を大幅に向上させるだけでなく、持続可能な経済モデルの実現にも寄与すると考えられる。本研究では、スマートフォンを対象として、日本とサウジアラビアという文化的背景の異なる二国間で、使用行動に影響を与える要因を比較分析することを目的とする。手法としては、まず生存時間分析を用いて製品使用期間の分布を推定する。その上で、共分散構造分析(SEM)を用いて消費者心理と使用期間の因果関係を分析する。この分析では、環境意識、買い替え意識などの要因を多角的に評価する。さらに、収集したデータを基に、両国の消費者行動の違いや共通点を明確化する。これらの結果から、スマートフォンの長期使用や中古市場のさらなる活性化と消費者行動の関係について考察する。本研究が耐久消費財と消費者行動の理解を深めるとともに、製品使用期間の長期化による循環型経済の実現への一助となることが期待される。

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