第60回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-31] 遺伝性ニューロパチー診断と治療の最前線

2019年5月25日(土) 08:00 〜 10:00 第5会場 (大阪国際会議場10F 会議室1005-1007)

座長:髙嶋 博(鹿児島大学 脳神経内科・老年病学), 小池 春樹(名古屋大学大学院医学系研究科脳神経内科)

[S-31-4] 遺伝性神経疾患の発症前診断と遺伝カウンセリング

関島 良樹 (信州大学病院 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科)

近年の遺伝性ニューロパチー分野における進歩は著しく、新たな遺伝子変異の発見に伴い疾患概念が広がり、新規に診断される患者数が増加しているだけでなく、変異によって引き起こされるニューロパチーのメカニズムの解明とともに病態に即した治療法の開発が急速に進んでいる。 この分野の知識をアップデートすることは重要であり、本シンポジウムではこの分野の権威に最新の話題を講演していただく。遠位型遺伝性運動ニューロパチーに関しては我が国においても新規の患者が見いだされるようになっており、疾患概念の広まりとともに新規の診断件数が今後増加すると予測されることから、臨床像や運動ニューロン疾患との異同も含めて明らかにしていただく。また、遺伝性ニューロパチーにおいて遺伝カウンセリングが大切であることは言うまでもないが、FAPなどの治療可能な疾患における無症候性キャリアのフォローアップも重要であり、これらの話題に関しても解説していただく。

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1991年  信州大学医学部卒業
1991年  信州大学医学部附属病院 研修医
1992年  飯田市立病院 内科         
1994年  長野県厚生連佐久総合病院 神経内科    
1997年  豊科赤十字病院 神経内科         
1999年  東京都精神医学総合研究所分子生物研究部門 研究員
2001年  信州大学医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科 助手
2002年  米国Scripps研究所 post-doctoral research fellow
2005年  信州大学医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科 講師
2006年  信州大学医学部附属病院 遺伝子診療部 准教授
2013年  信州大学医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科 准教授
2018年  信州大学医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科 教授

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