[S-34-2] ギラン・バレー症候群に対するエクリズマブ治療―対象患者像
神経免疫疾患とは、脳・脊髄・末梢神経、神経筋接合部、および筋において、免疫性の病態が働いて引き起こされる疾患群であり、数多くの疾患が含まれる。補体系は自然免疫系の重要な生体防御機構であるが、本疾患群の中には、この補体活性の亢進がその病態形成の中心となる疾患がある。重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、視神経脊髄炎関連疾患がその代表であり、近年、補体経路を直接抑制し得る抗C5モノクローナル抗体であるエクリズマブが開発され、日本でもこれらの疾患にその適応が広がりつつある。本セッションでは、補体介在性神経免疫疾患を中心とした最近の知見を議論する。
【略歴】
2004年3月 千葉大学医学部卒業
2012年9月 千葉大学大学院医学薬学府研究科博士課程修了
2012年10月~ 千葉大学大学院医学研究院神経内科学 特任助教
2014年4月~ 現職
【専門領域】
神経内科学、臨床神経生理学
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。