第60回日本神経学会学術大会

講演情報

シンポジウム

[S-34] 補体からみた神経免疫疾患の病態解明と治療の最前線

2019年5月25日(土) 08:00 〜 10:00 第10会場 (大阪国際会議場12F グラントック)

座長:錫村 明生(医療法人偕行会 城西病院), 亀井 聡(日本大学医学部内科学系神経内科学分野)

[S-34-2] ギラン・バレー症候群に対するエクリズマブ治療―対象患者像

関口 縁 (千葉大学病院 神経内科)

神経免疫疾患とは、脳・脊髄・末梢神経、神経筋接合部、および筋において、免疫性の病態が働いて引き起こされる疾患群であり、数多くの疾患が含まれる。補体系は自然免疫系の重要な生体防御機構であるが、本疾患群の中には、この補体活性の亢進がその病態形成の中心となる疾患がある。重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、視神経脊髄炎関連疾患がその代表であり、近年、補体経路を直接抑制し得る抗C5モノクローナル抗体であるエクリズマブが開発され、日本でもこれらの疾患にその適応が広がりつつある。本セッションでは、補体介在性神経免疫疾患を中心とした最近の知見を議論する。

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【略歴】
2004年3月 千葉大学医学部卒業
2012年9月 千葉大学大学院医学薬学府研究科博士課程修了
2012年10月~ 千葉大学大学院医学研究院神経内科学 特任助教
2014年4月~ 現職

【専門領域】 
神経内科学、臨床神経生理学

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