The 84th Annual Meeting of the Entomological Society of Japan・The 68th AEZ annual meeting

Presentation information

Oral presentation

[A] Control methods (physical, chemical, other)

Fri. Mar 29, 2024 1:30 PM - 5:00 PM Site A (Tachibana)

3:45 PM - 4:00 PM

[A-20] イチゴへのスピロテトラマト水和剤灌注処理前の最終灌水の時間が及ぼす影響について

◯Masashi Mitsumori1, Mayu Nishino1, Takeshi Ooya1, Shuuhei Shimoda1, Takeshi Yamaga1, Tetsuo Nakajima2, Yuuta Katou2 (1. ZEN-NOH R&D Center, 2. ZEN-NOH Crop Production Div.)

JA全農と農薬メーカーが共同実施しているイチゴのハダニを防除対象としたプロジェクト(イチゴハダニゼロプロジェクト)において,イチゴの育苗期から本圃までの栽培期間を通じてハダニピークを作らない防除プログラムを提案している.この防除プログラムにおいて,本圃定植前のスピロテトラマト水和剤の灌注処理は非常に重要なポイントである.スピロテトラマト水和剤の灌注処理方法として,前日の夕方までに最終灌水を行い,灌注当日の朝は灌水を行わずに薬剤灌注することを推奨している.しかし、最終灌水から薬剤灌注までの時間間隔の違いによって,イチゴ内部でのスピロテトラマト水和剤の有効成分濃度,およびその薬効に差が認められるのかに関するデータは示されていない.そこで演者らは,最終灌水と薬剤灌注の時間間隔を複数設定し,イチゴ葉内の有効成分濃度の測定,およびカンザワハダニを用いた生物効果試験を実施したため,その結果について報告する.