14:00 〜 14:15
[B-13] 双翅目糸角亜目の後胸の比較形態
双翅目昆虫の後胸部は後翅の平均棍への変化に伴い,他の有翅昆虫に比べて非常に小さい.腹部につながる器官でもあり,多くの環縫群 (Cyclorrhapha) では屈曲に関する関節も認められている.
ここでは,糸角亜目 (Nematocera) のそれぞれの科の後胸部および腹部第一節を詳細に比較検討した.その結果,ケバエ科を含むケバエ下目 (Bibionomorpha) の多くでは,後胸部の背板側面に陥入 (あるいはapodeme) が認められた.これは腹部の上下運動を行うための構造であると考えられる.本講演では,その他の糸角亜目も併せて報告する.
ここでは,糸角亜目 (Nematocera) のそれぞれの科の後胸部および腹部第一節を詳細に比較検討した.その結果,ケバエ科を含むケバエ下目 (Bibionomorpha) の多くでは,後胸部の背板側面に陥入 (あるいはapodeme) が認められた.これは腹部の上下運動を行うための構造であると考えられる.本講演では,その他の糸角亜目も併せて報告する.