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[D-11] マルハナバチ成虫粉末を用いたナミテントウ飼育試験
ナミテントウは、施設栽培におけるアブラムシ捕食性の天敵資材として有用性が見出されている。このナミテントウを大量増殖するには、本来のエサとなるアブラムシ類を与えるのが最も良いと考えられるが、大量のアブラムシ類を安定して飼育・供給することは困難である。そのため、ミツバチ雄蜂児粉末やブラインシュリンプ耐久卵、人工飼料などがアブラムシ類の代替餌として開発されてきた。しかし、これらの代替餌についてもコストが高いといった欠点がある。そこで、本研究では当社で生産しているクロマルハナバチの成虫残渣に着目し、粉末化したマルハナバチ成虫を使用したナミテントウの低コスト飼育について検討を行った。飼育試験では、ショ糖:ミツバチ雄蜂児粉末:マルハナバチ成虫粉末を混合し、それぞれの比率を変化させた飼料を用いてナミテントウの成育への影響を調査した。