[PS02-17] 血中塩濃度によるハスモンヨトウ幼虫の摂食量変化
ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)は広食性の難防除害虫であり、終齢幼虫において摂食量が増加する。本研究室の先行研究においてハスモンヨトウは塩(NaCl)に対して高い忌避感受性を持ち、低濃度塩により摂食行動が抑制されること、加えて幼虫味覚感覚子において高い塩応答を示すことが明らかとなった。本研究では、塩による摂食抑制が味覚応答による摂食前応答に起因するのか、もしくは塩摂食による血中塩濃度上昇に起因するのかを検証するため、塩注射後の摂食実験および血中Na+量を測定した。本大会ではこれらの結果を紹介したい。