[PS02-56] アブラゼミからの新規Dicistrovirusの検出
Dicistrovirusはピコルナウイルス目ジシストロウイルス科に分類される小型1本鎖RNA(+)ウイルスである。3属15種から構成されている節足動物から分離されたウイルスである。農作物に被害をもたらすカメムシ目などの農業害虫やエビ、ミツバチに感染することが報告されている。
現在、Dicistrovirusの性状調査が主に行われているが、環境中の罹病率などの調査はあまり推進されていないのが現状である。日本国内で検出されたDicistrovirusはTriatovirus plastali(Plautia stali intestine virus)であり、カメムシ目から発見されている。他のカメムシ目からのDicistrovirusの検出例は既に幾つかある。そこで、本研究では大量に採集が可能であり、まだ検出事例のないアブラゼミを供試昆虫とし、アブラゼミからの新規Dicistrovirusの検出を目的とした。
神奈川県でアブラゼミ成虫を502匹捕獲し、調査した。アブラゼミの中腸を液体窒素で破砕後、RNA抽出、cDNA合成、RT-PCRの順に行った。RT-PCRの結果から、Dicistrovirusである可能性がある3種類のバンドが検出された。本講演ではその結果を報告する。
現在、Dicistrovirusの性状調査が主に行われているが、環境中の罹病率などの調査はあまり推進されていないのが現状である。日本国内で検出されたDicistrovirusはTriatovirus plastali(Plautia stali intestine virus)であり、カメムシ目から発見されている。他のカメムシ目からのDicistrovirusの検出例は既に幾つかある。そこで、本研究では大量に採集が可能であり、まだ検出事例のないアブラゼミを供試昆虫とし、アブラゼミからの新規Dicistrovirusの検出を目的とした。
神奈川県でアブラゼミ成虫を502匹捕獲し、調査した。アブラゼミの中腸を液体窒素で破砕後、RNA抽出、cDNA合成、RT-PCRの順に行った。RT-PCRの結果から、Dicistrovirusである可能性がある3種類のバンドが検出された。本講演ではその結果を報告する。