[PS02-59] タイリクヒメハナカメムシを用いた捕食性昆虫のための行動アッセイ系の確立
近年、農業における生物的防除の普及が注目されている。生物的防除においては、生物的防除資材(BCA)の生態学的・行動学的特性を正確に評価することが最も重要なステップの一つである。
捕食性カメムシにおいては、これまでも活動量を測定する研究が行われてきたが、測定期間が短期間のものが多かった。生物的防除の観点からは、活動量を長期間測定することも重要であり、カメムシを始めとする捕食性昆虫の長期間の行動アッセイ系の確立が求められていた。
本研究では、Drosophila Activity Monitor (DAM)システムを用いて、タイリクヒメハナカメムシ(Orius strigicollis)の活動量を長期間評価するための行動アッセイ系を確立した。また、本アッセイを用いて、性、齢、交尾経験の有無といった条件下での活動量を測定し、その特性を比較した。本アッセイ系は拡張性・頑強性に優れ、他の捕食性昆虫にも応用可能であるため、様々なBCAの性能を評価する際の強力なツールになり得る。
捕食性カメムシにおいては、これまでも活動量を測定する研究が行われてきたが、測定期間が短期間のものが多かった。生物的防除の観点からは、活動量を長期間測定することも重要であり、カメムシを始めとする捕食性昆虫の長期間の行動アッセイ系の確立が求められていた。
本研究では、Drosophila Activity Monitor (DAM)システムを用いて、タイリクヒメハナカメムシ(Orius strigicollis)の活動量を長期間評価するための行動アッセイ系を確立した。また、本アッセイを用いて、性、齢、交尾経験の有無といった条件下での活動量を測定し、その特性を比較した。本アッセイ系は拡張性・頑強性に優れ、他の捕食性昆虫にも応用可能であるため、様々なBCAの性能を評価する際の強力なツールになり得る。