6:30 PM - 7:00 PM
[W01-01] 昆虫遺伝子機能アノテーションをどうすべきか?
近年、DNAシーケンサーの高性能化に伴い、様々な昆虫種のゲノムデータが公表されている。さらに、この2,3年のロングリードシーケンサーの低価格化によって、染色体レベル、もしくはこれに準ずるクオリティのゲノムデータが次々と公表されている。シーケンスデータが高精度化に伴い、遺伝子データセットも高精度化している。それに伴って、各遺伝子の機能アノテーションをどうすべきかが、課題となっている。昆虫を始めとした非モデル生物の予測遺伝子の中には比較的多くの遺伝子が”unpredicted”など機能アノテーションがつかず、せっかく遺伝子データを作ったのにうまく使えない場合が見受けられる。本講演では演者が実際の昆虫ゲノム研究を例にどのようにして機能アノテーションを行ったかを講演する。本研究集会を通じて、上記問題の解決に繋がり、昆虫研究の推進に役に立てれば幸いである。