7:35 PM - 8:00 PM
[W04-04] 徒然なるがままに
大学院に入った時、指導教官の巌俊一先生に「良い研究をしなさい」と言われた。「良い研究とはどんな研究ですか」と問うと「面白いストーリー性のある研究だ」と応えられた。さらに「何を見るにも疑問を持ちなさい」とも言われた。「そのようにして研究を3つしたなら誉めてやる」と言って先生は微笑まれた。
後年、アメリカ・デュ−ク大学のマーク・ラウシャー先生(現米国進化学会会長)に「誰も考えたことのない仮説を立てるか、誰も検証したことのない仮説を検証するような研究をすべきだ」と言われた。
振り返って見ると、曲がりなりにもそのような研究を3つしたと思う。(1)「メスだけが擬態するベイツ型擬態の謎」Nature 1994. Journal of Animal Ecology 2004。(2)「可視化された天敵不在空間」Ecology 1995.その他。(3)「求愛行動における繁殖干渉」American Naturalist 2020.その他。
いずれの研究も、ふとしたことに疑問を持ち、仮説を立てて検証を試みた。出てきた結果は、その後に分かった結果と繋ぎ合わせてみると、興味深いストーリーが描けたと思う。
後年、アメリカ・デュ−ク大学のマーク・ラウシャー先生(現米国進化学会会長)に「誰も考えたことのない仮説を立てるか、誰も検証したことのない仮説を検証するような研究をすべきだ」と言われた。
振り返って見ると、曲がりなりにもそのような研究を3つしたと思う。(1)「メスだけが擬態するベイツ型擬態の謎」Nature 1994. Journal of Animal Ecology 2004。(2)「可視化された天敵不在空間」Ecology 1995.その他。(3)「求愛行動における繁殖干渉」American Naturalist 2020.その他。
いずれの研究も、ふとしたことに疑問を持ち、仮説を立てて検証を試みた。出てきた結果は、その後に分かった結果と繋ぎ合わせてみると、興味深いストーリーが描けたと思う。