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[W18-02] 最近のカイガラムシ分類研究の現状について
日本におけるカイガラムシ分類研究は非常に遅れており、未記載種や新記録種が数多く残されている現状にある。その中で演者は複数の分類群にまたがってカイガラムシの分類研究をおこなってきた。今回の発表では近年行った日本産コナカイガラムシ科Crisicoccus属の分類学再検討とササに寄生するコナカイガラムシ科のコナカイガラムシの分類学再検討を取り上げ、その詳細について報告する。またその中で河合省三博士の標本が果たした役割についても触れたい。