5:00 PM - 5:45 PM
[W19-01] 分類学者による他分野研究者や愛好家との連携:実例と留意点
ハチ目昆虫は、益虫や害虫といった観点や、生物学的な面白さから、昆虫学の様々な分野においてすぐれた研究対象となる。また、多様性が高い分類群である上に、分類学的な課題も山積みのことから、分類学の対象としても格好の分類群であると言える。筆者は学生の時からヒメバチを中心とする寄生蜂の分類学に取り組んでいるが、有難いことに他分野の多くの研究者と交流を重ねることができた。このことは自身の学問的視野を広げるだけでなく、分類学の実践においても極めて有益であった。
近年、若手を中心にハチの分類学を学ぶ人が増えている。一方で、例えば農学部の所属でありながら農学的な視点を持たずに、理学的なテーマのみに取り組む人も少なくない。もちろん、研究は自由なものであり、何をどう研究しようが勝手ではあるが、分類群のもつポテンシャル考えると、もったいないと感じることがある。
本講演では、演者が他分野の研究者や愛好家と学術的な交流をした実例を紹介しつつ、留意した点を述べる。あわせて、分類学者でない研究者や愛好家が分類学者と連携する際に留意いただきたい点についても述べる。キーワードは「対象分類群は広く」「学問分野の常識に注意」「相互のコミュニケーションは大切」「スケジュールを守る」「研究成果は適切に分ける」である。
近年、若手を中心にハチの分類学を学ぶ人が増えている。一方で、例えば農学部の所属でありながら農学的な視点を持たずに、理学的なテーマのみに取り組む人も少なくない。もちろん、研究は自由なものであり、何をどう研究しようが勝手ではあるが、分類群のもつポテンシャル考えると、もったいないと感じることがある。
本講演では、演者が他分野の研究者や愛好家と学術的な交流をした実例を紹介しつつ、留意した点を述べる。あわせて、分類学者でない研究者や愛好家が分類学者と連携する際に留意いただきたい点についても述べる。キーワードは「対象分類群は広く」「学問分野の常識に注意」「相互のコミュニケーションは大切」「スケジュールを守る」「研究成果は適切に分ける」である。