日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S14] 地域医療で活躍する薬剤師がそなえる実践的な薬学

2020年3月26日(木) 16:15 〜 18:15 [C会場]Room B-2 (2F)

オーガナイザー:吉山 友二(北里大薬)、笠師 久美子(北海道医療大薬)

医療の質の向上及び医療安全の確保の観点から、薬局・薬剤師は、最適な薬物療法を提供する医療の担い手として期待される。医薬分業の展開や医薬品販売の規制緩和がクローズアップされ、地域における薬剤師の役割が大いに期待されている。わが国の臨床薬学は初期の高度な病院薬剤師養成から、医薬分業の発展とともに保険薬剤師の質の向上へ拡大発展している。次の一手に真剣に取り組む絶好のタイミングである。薬学実務教育が拡大する中で、医療系の人材としてのセンスと質を具えた薬剤師の役割が大いに期待されている。地域医療を支える薬剤師の役割や機能を考え、薬剤師の資質の向上とわが国のプライマリ・ケアの発展に寄与したい。薬剤師がプライマリ・ケア領域において活動する時、幅の広いそして決して浅くない知識と能力が必要となる。今回企画の目的は、保険薬局におけるファーマシューティカル・ケア実践を拡充するための薬学関連知識を情報提供することにある。近年の社会情勢を踏まえた薬局機能を知り、薬局が備えるべき基本的体制と薬局における薬物療法(薬学的管理)の実施を考えることは大変有意義である。国民が期待する薬局のために、薬局薬剤師に望まれることに耳を傾け、地域医療における薬剤師の役割を討論する。最後に薬剤師が担うチーム医療と地域医療のアウトカムを総括したい。140年会における本シンポジウムでの講演内容を、保険薬局における地域医療連携の実践に応用することが薬学関係者の腕の見せ所と確信する。

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