日本薬学会第140年会(京都)

組織委員長挨拶

日本薬学会第140年会(「創」と「療」の伝承と革新、そして新たな時代の幕開け)の開催にあたって

組織委員長: 中山 和久(京都大学大学院薬学研究科長・薬学部長)

 
 日本薬学会第140年会を、2020年3月25日(水)から28日(土)までの4日間、国立京都国際会館を中心にして開催いたします。2009年3月の第129年会から11年ぶりの京都開催となる本年会も、京都大学大学院薬学研究科と京都大学医学部附属病院薬剤部が中心となって組織委員会を構成し、運営を担当させていただきます。
 
 第140年会では、『「創」と「療」の伝承と革新、そして新たな時代の幕開け』をテーマに掲げました。近年の創薬と医療めぐる状況は大きく変化しつつあります。それとともに、新元号になって初めて、かつオリンピックイヤーに開催される本年会を、文字通り薬学の『新たな時代の幕開け』を象徴するものにしたいと思います。
 
 第140年会では、例年のように薬学の将来を見据えたシンポジウム(一般、および大学院生・学部生企画)と一般学術発表(口頭、およびポスター)を公募いたします。また、最終日の28日(土)には、医療現場の薬剤師の皆様を対象とする企画を配置する予定です。
 一方、本年会から新たに取り組む企画もあります。日本薬学会の国際化推進の方針に則り、終日英語で行うシンポジウムを予定していますので、皆様からの奮っての応募を歓迎いたします。さらに、ノーベル賞受賞者を含む海外招待者6名を含めた10名の特別講演者を予定しています。
 
 多岐にわたる薬学領域の研究・教育・医療に携わる多くの研究者、教育者、薬剤師、学生が一同に集い、広く相互の理解を深めるとともに、分野の垣根を越えて活発な議論を展開することによって、次世代に向けて薬学領域がさらに発展することを切に願っています。
 
 国立京都国際会館は、JR京都駅から地下鉄で約20分の交通至便の地にあります。多数の皆様のご参加を、京都の地で心からお待ちしております。