日本薬学会第140年会(京都)

日本薬学会第140年会の中止のご連絡

(2020年2月21日現在)

 日本薬学会第140年会の組織委員会では、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡散の状況等を慎重に検討いたしまして、第140年会のすべてのプログラム(懇親会、市民公開講座を含む)の中止を決定いたしました。主な理由は以下にあげる通りです。苦渋の決定であることを、何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 なお、今後の対応(事前参加登録費の取扱いや発表の取扱いなど)につきましては現時点では未定ですが、2011年の東日本大震災の時に中止になった第131年会(静岡)を参考にしながら行う予定です。方針を決定次第に改めてアナウンスいたしますので、年会ホームページを随時ご確認ください。

 また、年会組織委員会や日本薬学会事務局は、事後処理のために多忙を極めると予想され、個別の問合せに関しては当分の間は対応が難しいことから、お控えいただきますようお願い申し上げます。

日本薬学会第140年会 組織委員長 中山 和久
 

 中止決定に至った主な理由

  1. 接触感染や飛沫感染を完全には排除できず、参加者の安全を確保できないこと。(マイク、レーザーポインター、クローク、PC受付、受付など)

  2. 既に多くの製薬企業が出張の禁止や自粛の指示を出しており、今後も企業の方のシンポジウムや一般演題の大量キャンセル、多くのランチョンセミナーや企業展示などのキャンセルが予想され、年会開催の意義が大きく損なわれてしまうこと。

  3. リスクを冒して開催して、大学、研究所、企業の方などの中から一人でも感染者が出た場合には、濃厚接触者を含めた多くの方が登校や出勤をできなくなることから、新年度の授業や運営が成り立たなくなる可能性があること。

  4.  多くの薬剤師の方も参加される予定であり、薬剤師の方の感染が発覚した場合には、病院や薬局の運営に対して計り知れない打撃を与える可能性があること。