日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S05] 薬学教育におけるe-ポートフォリオの利⽤と課題

2020年3月26日(木) 09:00 〜 10:45 [E会場]Room E (1F)

オーガナイザー:小澤 光一郎(広島大院医系科学)、小山 由美(日本大薬)

近年、e-ポートフォリオを教育ツールや質保証の手段として紹介する報告がよく聞かれる。大学でもe-ポートフォリオの普及は進んでおり、その運用方針や目的は様々である。とりあえず学習成果物や記録を収めるところまではできているが、うまく使いこなせていない、学生の主体的な学びに繋がらない等、様々な課題が浮かび上がっている。一方、高校のe-ポートフォリオの利用は大学よりも進んでおり、2020年度入試に対応することがその背景に見られる。JAPAN e-Portfolioは、入試改革に呼応して開発されたものであるが、高校生の『主体性・多様性・協調性』の状況を大学入試に活用することが期待されている。本シンポジウムは、薬学教育現場で利用され始めているe-portfolioの目的や課題などについて、現状を確認するとともに、利用者が活用するという視点に立った今後のあり方を再検討することを目的としている。そこで、医療系専門職連携教育にポートフォリオ活用している例や、コンピテンシーズを意識したe-portfolio機能の開発例、学生の学習過程を可視化して教育効果の向上を図っている例を報告し、課題について検討する。米国の先進的な取組み事例としては、Continuing Professional Development(生涯教育における薬剤師の主体的な専門性の維持・向上)におけるe-portfolioの利用について紹介いただく。

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