日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S07] グルタミン酸神経系の変調に着目した神経疾患の理解と治療薬開発への道筋

2020年3月26日(木) 09:00 〜 11:00 [U会場]スワン (1F)

オーガナイザー:久米 利明(富山大院薬)、出山 諭司(金沢大院医薬保)

グルタミン酸は,中枢神経系において主要な興奮性神経伝達物質として働いており,記憶・学習といった高次脳機能に重要な役割を果たす.しかし,その生理的役割が非常に重要であるとともに,興奮毒性を有することが知られているように,過剰に遊離されたグルタミン酸はニューロン死を誘発し,脳梗塞をはじめとする様々な脳疾患に関与すると認知されている.脳疾患の治療薬開発においては,重要な生理機能を担っているがために,その調節により多くの副作用を誘発することが懸念されるため,満足のいく治療薬開発が達成されているとは言いがたい状況である。そこで,本シンポジウムでは,グルタミン酸神経系に着目し,その主要な受容体の1つであるNMDA受容体研究のエキスパートであるProf. Traynelisとともに,各種神経疾患における重要性に理解を深めるとともに,これら疾患の治療薬開発に向けた新たな糸口の創出に繋げるべく,ご参集いただいた先生方とディスカッションを行いたい。

09:02 〜 09:42

Riley E Perszyk1, Sharon A Swanger1,2, Chris Shelley1,3, Alpa Khatri1, Gabriela Fernandez-Cuervo4, Matthew P. Epplin4, Jing Zhang1, Phuong Le1, Pernille Bülow5,6, Ethel Garnier-Amblard4, Pavan Kumar Reddy Gangireddy4, Gary J. Bassell6, Hongjie Yuan1, David S. Menaldino4, Dennis C. Liotta4, Lanny S. Liebeskind4, ○Stephen F. Traynelis1 (1. Dept Pharmacol Chem Biol, Emory Univ, Sch Med, 2. Virginia Tech Carilion Res Inst, 3. Dept Biol, Univ South, 4. Dept Chem, Emory Univ, 5. Dept Physiol, Emory Univ, 6. Dept Cell Biol, Emory Univ)

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