日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S21] 環境・衛生部会若手研究者シンポジウム〜生体分子およびタンパク質との相互作用から見た生命金属動態〜

2020年3月27日(金) 09:00 〜 11:00 [B会場]Room B-1 (2F)

オーガナイザー:藤代 瞳(徳島文理大薬)、外山 喬士(東北大薬)

生体内には多くの金属が存在し、生命維持に重要な役割を果たしている。これらの生命金属(バイオメタル)は生体分子・タンパク質と結合し、密接に連携して機能している。生命現象を分子レベルで理解するためには、生体内分子・タンパク質とバイオメタルとの相互作用を解明する必要がある。そのための新たな手法として、コンディショナルプロテオミクスの手法を用いた解析や、生体内・細胞内金属の存在状態を明らかにするスぺシエーションやレーザーアブレーションICP-MS法、シングルパーティクルICP-MS法などの元素分析技術を用いたアプローチが急速に進歩している。また金属輸送体や金属結合タンパク質の動的な構造変化を時間分解分光・構造解析によって明らかにすることによりバイオメタルの生体内での役割を明らかにすることができる。一方、有害金属の毒性発現機構を解明する上でも、生体分子と金属の相互作用の解析は必須である。本シンポジウムでは、最先端の研究手法を用いて、生体分子・タンパク質とバイオメタルの相互作用という観点から生命金属の動態と機能について議論する。

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