日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S31] 第3回 領域別専門薬剤師によるclinical question の解決手段と,薬物療法のエビデンス創出に向けて

2020年3月27日(金) 15:00 〜 17:00 [E会場]Room E (1F)

オーガナイザー:尾田 一貴(熊本大病院薬)、榎屋 友幸(鈴鹿医療大薬)

薬剤師による薬物療法専門家としての臨床への貢献は益々期待が高まっている。薬学教育の 6 年制への移行などの背景も踏まえ、その期待に薬剤師が応えてきた事実があり、臨床における薬剤師の能力がはるかに上昇している。その結果、薬剤師が臨床に密接に関わり、臨床における薬学的能力が向上したことで初めて見出されてきた clinical questionが浮き彫りとなってきた。Clinical question の解決方法は、メカニズムを基礎研究により分子レベルで解明するような方法や、臨床から導かれた仮説を臨床研究により検証するような方法など様々である。これら clinical question の解決に向けて基礎研究と臨床研究の両方の戦略を持つ薬剤師(clinical pharmacist scientist)による薬物療法のエビデンス創出に期待が高まっている。
これまで、実地臨床において各種領域の専門性をいかんなく発揮している薬剤師が見出した clinical question の解決手段について、がん、感染、中毒、集中治療、精神科領域などを専門領域とするシンポジストによる取り組みを紹介した。第3回となる本シンポジウムでは、医薬品情報や薬学研究教育などを含め、臨床および研究における薬剤師の活躍が多くの領域で期待されていることを示し、臨床薬剤師による研究の活性化につなげることを目的とする。

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