日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S25] 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の薬剤師が果たすべき役割とは?-その育成方法にも迫る-

2020年3月27日(金) 09:00 〜 11:00 [U会場]スワン (1F)

オーガナイザー:塩田 有史(愛知医大病院感染制御部)、三鴨 廣繁(愛知医大病院感染症科)、松元 加奈(同志社女大薬)

2018年度の診療報酬改定において、抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)加算が新設された。薬剤師にとってこの加算の最も特筆すべき点は、算定に必要な「専従」要件に薬剤師が明記されたことである。加算新設後、AST専従の薬剤師が増加しているが、果たすべき役割やその育成方法は各施設で模索されている。加えて、この分野の薬学教育についても今後より発展していくべきであると考えられる。そこで、ASTにおける薬剤師の果たすべき役割を明確にするため、AST専従の経験がある薬剤師をシンポジスト、座長に一部組み入れて本シンポジウムを企画した。本シンポジウムでは、その育成方法について、薬剤師教育、薬学教育の観点からも考察する。
まず、感染領域に精通した医師より、AST薬剤師への期待、感染領域における薬学教育、最新の感染症治療などについて解説する。その後、AST活動の経験豊富な薬剤師より大学病院、大規模病院、中小病院、大学薬学部、といった異なる立場から実際のAST活動について臨床アウトカム、研究、教育(薬剤師・薬学生)に触れながら解説する。ASTにおいて薬剤師の果たすべき役割とそのための教育を考える契機にしたい。

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