日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S48] 抗体—薬物複合体開発の進展

2020年3月28日(土) 13:45 〜 15:45 [E会場]Room E (1F)

オーガナイザー:眞鍋 史乃(理研/東北大院薬)、伊東 祐二(鹿児島大院理工)

抗体–薬物複合体 (antibody-drug conjugate: ADC) やradioimmunotherapy (RIT) 製剤は、より高い効果とより少ない副作用を持つ次世代抗体医薬品として期待されている。これらの開発においては、薬学研究領域で活発に研究展開がなされている有機化学・タンパク質化学・イメージング技術・構造生物学・バイオマーカー探索などの要素技術の融合に加えて、新たな発想が必要となる。本シンポジウムにおいては、様々な視点から武装抗体の開発の試みについての紹介を行い、今後の研究開発について何が必要であるかを考える機会としたい。
ADC開発の中での重要項目である均一構造のADCの作製や薬物の放出を制御するリンカー開発、近赤外蛍光プローブを抗体に結合させ、光照射によりがん免疫を活性化するphoto-immuno therapy (PIT)法、核化学からのイメージング(診断)と治療の両方の機能を持つtheranostics、さらにがんの微小環境を克服するために薬物を細胞外から放出する働きをもち、ポストADC として期待されるペプチド–薬物複合体の創製についての情報提供を頂く。

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