日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S52] 難吸収性薬物の経口吸収性評価と改善のフロンティア研究

2020年3月28日(土) 13:45 〜 15:45 [W会場]アネックスホール2 (1F)

オーガナイザー:中川 晋作(阪大院薬)、武田 真莉子(神戸学院大薬)

現在上市されている多くの医薬品は、経口投与製剤であり、その多くが消化管内において安定且つ小腸上皮細胞からの吸収が良好な薬物である。消化管からの薬物吸収は、薬物の体内動態における最初のステップであり、一部の例外を除いて薬物が吸収されない限り薬効発現は望めない。しかし近年の医薬品開発において、難水溶性の薬物や高分子の薬物等、難吸収性の薬物が増加しており、これら薬物の消化管吸収を改善するための様々な研究がなされている。 この方法を大別すると、一つは吸収促進剤等、消化管側に作用して物質の透過を促進させる方法と、もう一つは薬物を化学修飾したり剤形を工夫したりして溶解性や脂溶性等、薬物側の物理化学的特性を改善させる手法に分類される。本シンポジウムでは、これら薬物の消化管吸収改善に向けた種々の取り組みについて講演して頂き、今後の経口投与製剤について議論する。

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