The 140th Annual Meeting of the Pharmaceutical Society of Japan (Kyoto)

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Oral Presentation

(E) Biopharmaceutics

[28Y-am] 調剤薬局・在宅医療・地域医療

Sat. Mar 28, 2020 9:00 AM - 11:24 AM [Room Y] Room 509 (5F)

Chair: Mitsuru Sugawara, Naoko Ideguchi

10:00 AM - 10:12 AM

[28Y-am06S] Survey on nutritional consultations at pharmacies for dietitians and pharmacists

○Tomu Ota1, Hayato Kizaki1, Yoshimi Fujimura2, Shoko Kiyokawa2, Hidenori Kominato2, Hiroki Satoh3, Yasufumi Sawada3, Satoko Hori1 (1. Keio Univ. Fac. Pharm., 2. I&H Co., Ltd., 3. Grad. Sch. Pharm. Sci., Univ Tokyo)

【目的】保険薬局の来局者への栄養管理の適正化を図るため、管理栄養士を配置した保険薬局が増加している。しかし、保険薬局における栄養相談業務の実態に関する知見は乏しい。そこで本研究では、管理栄養士及び薬剤師を対象として、保険薬局における栄養相談の現状や課題を明らかにすることを目的とした。

【方法】2019年7月に保険薬局(195店舗)に勤務する管理栄養士及び各店舗の管理薬剤師を対象として、保険薬局での栄養相談、管理栄養士と薬剤師間連携の現状や意識を尋ねる質問紙調査を実施した。

【結果・考察】管理栄養士66名、薬剤師163名(回収率各々89%、84%)から回答を得た。管理栄養士は、7分類(糖尿病、高血圧、高尿酸血症・痛風、肥満症、腎臓病-透析なし、腎臓病-透析有り、脂質異常症)において、患者から栄養相談を受けた時の説明能力が薬剤師に比べて有意に高かった(Mann-whitney U test, p <0.05)。一方で、約半数の管理栄養士が栄養相談の実施頻度が「少ない」(42%)、保険薬局業務において管理栄養士としての職能を「発揮できていない」(57%)と回答した。管理栄養士職能を「発揮できてない」群では、「発揮できている」群に比べて、「栄養相談を実施するきっかけを得ることが難しい」「相談者の基本情報の収集が難しい」「十分な栄養相談実施のための時間が確保できない」との設問に対して「そう思う」との回答が有意に高かった(Fisher exact test, p < 0.05)。更に管理栄養士職能を「発揮できていない」群では、薬剤師と連携する頻度が「患者の服用薬について薬剤師に質問」「薬剤師が記録した薬歴を参照」「薬剤師による栄養相談の提案・依頼」の設問で有意に低かった(Fisher exact test, p < 0.05)。今後、管理栄養士が来局者への栄養管理により一層寄与するためには、本調査結果をふまえた研修の実施や保険薬局内の環境作りが有用であると考えられる。