日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S09] ナノマテリアルの有害性評価と今後の課題

2022年3月26日(土) 13:30 〜 15:30 [D会場] 会議室141+142 (1号館4階)

オーガナイザー:広瀬 明彦(国立衛研)、大野 彰子(国立衛研)

近年、ナノマテリアルの世界的な市場規模が年々増加しており化粧品、食品・食品添加物、医薬品等を用途として幅広い需要がある。ナノマテリル曝露により懸念されるヒト健康影響へのリスク評価の必要性の国際的な高まりを受けて、これまでの化学物質のリスク評価・管理の枠組みを拡張する方向で様々な評価法の開発が進められている。欧米では、経済協力開発機構(OECD)が中心となり加盟国が分担し、OECD工業ナノ材料作業部会(WPMN)やOECDテストガイドライン作業グループ(WNT)によるナノマテリアルの規制に向けたテストガイドライン(TG)/ガイダンス文書(GD)の策定が進められている。更に、2019年にナノマテリアルが欧州のREACH登録制度の本格的な対象となり、OECD試験法ガイドラインの開発や改良が欧州を中心に急ピッチで進められ、我が国でもナノマテリアルのヒトへの安全性等に関する国際協力が図られている。ナノマテリアルの毒性学的観点からは、生体内への取込み易さや蓄積性、表面活性に物性が大きく影響することによる生体影響が懸念されているが、標準化された評価方法は未だ確立されていない。
本シンポジウムではin vivo/in vitro/in silico評価の各ご専門分野の先生方をお迎えし様々なアプローチによるナノマテリアルの有害性評価手法の現状についてご講演いただく。

オーガナイザー挨拶・趣旨説明:大野 彰子(国立衛研) (13:30 〜 13:35)

総括:広瀬 明彦(国立衛研) (15:25 〜 15:30)

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