日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S34] 微小空間に生体環境を模倣して新薬開発を加速する―日本発MPSの最先端―

2022年3月27日(日) 16:00 〜 18:00 [E会場] レセプションホール (1号館4階)

オーガナイザー:山崎 大樹(国立衛研)、石田 誠一(崇城大生物生命)

MPS(Microphysiological Systems:生体模倣システム)とは、微小空間に各種臓器の生理学的環境を模倣した臓器コンパートメントを連結することで生体における臓器間相互作用をin vitroで再現した細胞/組織培養系である。創薬においては、新薬開発コストの増加、ヒト-動物の種差によるヒト予測の不確実性などが問題となっており、MPSの発展が解決の一助となることが期待されている。国内では日本医療研究開発機構(AMED)プロジェクトにおいて2017年度より「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)」が開始され、国内におけるMPSの研究開発が本格化した。そのような状況を鑑み、日本のMPS開発をリードする先生方に最近の研究成果をデバイス開発、腸‐肝循環、血液脳関門(Blood brain barrier: BBB)の観点から発表・解説していただくシンポジウムを企画した。さらに、MPSを利用する製薬会社からの視点を基に今後のMPS技術開発の方向性を提案していただく。日本におけるMPSの創薬応用の展望について議論を深めたい。

オーガナイザー挨拶、趣旨説明:山崎 大樹(国立衛研) (16:00 〜 16:05)

総括:石田 誠一(崇城大生物生命 (17:55 〜 18:00)

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