日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S29] 元素の力で切り拓く新時代の創薬イノベーション~多元素化合物による革新的生物機能分子の創製

2022年3月27日(日) 13:30 〜 15:30 [O会場] 会議室234 (2号館3階)

オーガナイザー:太田 公規(昭和大薬)、藤井 晋也(医科歯科大生材研)

現代の医薬品や生物機能性分子の開発において、核酸や中分子、抗体、細胞医薬など、様々な革新的技術の進展が新たなモダリティを創出している。従来の低分子化合物に立脚した医薬品や生物機能性分子の創製は、それら新規モダリティの隆盛に押され気味であったが、近年、元素多様化による構造新規性や多様性、また多機能化というアプローチが注目され、その新たな可能性が脚光を浴びている。そのような背景のもと、本シンポジウムでは、多様な元素の特性を活用した新たな生物機能性分子創製や創薬戦略に焦点を当てる。六配位イオウ原子を用いた創薬化学研究や、有機アンチモン化合物の創製とバイオオルガノメタリクスへの展開、そして創薬分野への応用が急速に発展しているホウ素に関して、ホウ素クラスターを用いた生物機能性分子の創製や、ボロン酸と糖との親和性を用いたバイオエンジニアリング、また最新のがん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関するドラッグデリバリーシステム(DDS)やナノマシンについて、各分野の最前線で活躍している先生方から講演を頂く。元素1つ1つの特性に注目しながら、第2周期元素から第5周期元素まで周期表横断的に、また有機-無機ハイブリッド分子からゲノム編集技術まで分野横断的に、革新的な生物機能性分子の創製、そして新時代の創薬イノベーションの創出を議論する場としたい。

オーガナイザー挨拶:太田 公規(昭和大薬) (13:30 〜 13:32)

総括:藤井 晋也(医科歯科大生材研) (15:27 〜 15:30)

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