日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S25] 次世代薬理研究者による創薬研究ブレイクスルーへの挑戦

2022年3月27日(日) 09:30 〜 11:30 [R会場] 白鳥ホール南 (4号館1階)

オーガナイザー:田頭 秀章(福岡大医)、古谷 和春(徳文理大薬)

 研究分野の新陳代謝を促すため、既存の研究ミッションを再定義する、あるいはまったく新しい研究カテゴリを創出する、ブレイクスルーが必要である。既成概念に囚われない自由な発想と問題解決力、実行力、セレンディピティ、そして研究に全精力を賭ける熱意により、ブレイクスルーはもたらされる。本シンポジウムでは、先進気鋭の6名の研究者から、創薬に立ちはだかる壁を打ち破ろうとする、現在進行形の挑戦を紹介して頂く。講演内容は、①GPCR内在化制御と大腸炎進行(西山)、②プリオン性タンパク質凝集機構におけるRNA相転移の関与と神経変性疾患の新たな治療法(矢吹)、③加齢に伴う神経髄鞘修復力低下とそれに抗う薬理学的手法(村松)、④血管利モデリングの基盤となる興奮転写連関(鈴木)、⑤心血管病態とMg2+濃度制御の重要性(田頭)、そして⑥感染症による骨格筋炎症を軽減する新たな方法(坂本)と多岐に渡る。研究を主導した本人から、どのように新しい着想に至ったのか、従来の問題点を克服したのか具体的な研究成果の例において話題を提供いただき、フロアの聴衆と他疾患研究への技術移転や創薬研究への発展に関して議論していきたい。本シンポジウムにより、研究分野の転換のトレンドをいち早く察知し、潜在的な課題の発見による新たなブレイクスルーのきっかけとなることを期待する。

オーガナイザー挨拶:田頭 秀章(福岡大医) (09:30 〜 09:35)

総括:古谷 和春(徳島文理大薬) (11:23 〜 11:30)

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