日本薬学会第142年会(名古屋)

セッション情報

一般シンポジウム

[S43] トランス脂肪酸の使用は規制すべきか?

2022年3月28日(月) 09:30 〜 11:30 [K会場] 会議室224 (2号館2階)

オーガナイザー:厚味 厳一(帝京大薬)、松沢 厚(東北大院薬)

 食べる事により様々な栄養素が体へと供給されるが、食べ物には体に悪い影響を与える物質が含まれている可能性もあり、栄養素に気を配ることはもちろんであるが、食べ物に何が含まれているのかを意識する必要もある。
 食品加工の過程で人工的に生成されるトランス型の脂肪酸は、多くの食品に含まれており、その摂取量が多い場合に冠動脈性心疾患が発症しやすいことから、使用の規制や含有量の表示義務化が様々な国でなされている。一方、本邦では消費者庁が自主的な情報開示を要請してはいるが、法的な規制はなされていない。
 本シンポジウムは、行政から情報を提供いただき、さらに疫学や基礎研究の最新の知見を大学の研究者から紹介いただくことで、人工のトランス脂肪酸の使用について、その規制や含有量の表示義務化を含めて考える場とする。また、参加者が食べ物に含まれるものを意識し考えるきっかけになることも期待する。

シンポジウム趣旨説明:健康への影響に関する情報の提供:厚味 厳一(帝京大薬) (09:30 〜 09:40)

まとめ:厚味 厳一(帝京大薬)、松沢 厚(東北大院薬) (11:10 〜 11:30)

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