日本薬学会第142年会(名古屋)

組織委員長挨拶

日本薬学会第142年会
「創薬イノベーションが切り拓く新時代の医療」の開催にあたって
組織委員長:森 裕二(名城大学薬学部)


 日本薬学会第142年会を、2022年3月25日(金)から28日(月)までの4日間、名古屋国際会議場を中心にして開催いたします。東海地区における日本薬学会年会の開催は、東日本大震災のため紙上開催となった第131年会(2011、静岡)から11年ぶりとなります。名城大学薬学部が中心となって組織委員会を構成し、名古屋市内の名古屋市立大学、金城学院大学、愛知学院大学の三大学薬学部の協力を得て運営を担当させていただきます。

 本年会では、「創薬イノベーションが切り拓く新時代の医療」をテーマに掲げ、創薬から医療にわたる最新の研究成果や急速に進展する革新的技術などについて情報を共有し、薬学領域の教育研究が貢献すべき次代の医療との関わりについて積極的に議論をしたいと思っています。

 日本薬学会第142年会では、例年のように特別講演、受賞講演を企画し、シンポジウム(一般、大学院生)と一般学術発表(口頭、ポスター)を募集いたします。とくに今年度は、国際交流活動の推進に向けて英語で行う一般シンポジウムを歓迎するだけでなく、部会横断型シンポジウムの取り組みも歓迎します。その上で、日独二国間交流や国際薬剤師・薬学連合FIPフォーラムと連携した国際交流シンポジウムなどの企画を予定しております。

 新型コロナウイルス感染の長期化により社会の緊張が依然として続く中、ワクチン接種による感染予防対策が全国的に展開されつつあります。現段階では研究・教育活動の閉塞感を払拭する意味でも、可能な限りの感染防止対策を講じて現地開催する方向で準備を進めております。ただ、現状でも感染の収束は予測不可能であり、感染状況によってはオンライン開催に変更することもありますので、その際にはご理解くださるようお願い申し上げます。

 次代を担う薬学領域の研究者、教育者、薬剤師、学生が3年ぶりに一堂に集い、新鮮で刺激的な知識情報を交換し、親交を深めることが直接できる「場」としての年会開催の意義は極めて大きく、今後の更なる薬学領域の発展に繋がる機会となることを願っております。

 名古屋国際会議場は、JR名古屋駅からは約25分、中部国際空港からは45分と、会場へのアクセスがとても便利な立地にあります。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
日本薬学会第142年会(名古屋)がオンライン開催になりました

(2022年1月15日現在)

年会参加者の皆様
 
 日本薬学会第142年会組織委員会では年会開催に向けて、可能な限りの感染防止対策を講じて現地開催する方向で準備を進めて参りました。しかしながら、2022年1月初めから新型コロナウイルス オミクロン株が爆発的に感染拡大しつつあることを受け、日本薬学会理事会と慎重に協議しました結果、年会の安全かつ確実な開催のために、すべてオンライン方式で開催することに決定いたしました。二年におよぶコロナ禍による教育研究の閉塞感を払拭する意味も込めて対面方式での開催をと思っておりましたが、2020年第140年会(京都)、2021年第141年会(広島)に続き、現地開催できなくなったことは非常に残念であり、組織委員会としても苦渋の決断となりました。皆様のご理解ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

 年会参加のために宿泊等を予約されている皆様には、キャンセル手続き等で大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。なお、予約参加登録された皆様の開催方法変更に伴う変更手続きは、必要ございません。

  年会の講演スケジュールは、予定通りの日程で、発表方法の検討を進めております。しかしながら、オンライン開催への変更ということで、特別講演、シンポジウム、一般学術発表(口頭、ポスター)のすべてがWebによるオンライン発表となりますので、発表要領が大幅に変更となります。新しい発表方法および発表システムが整い次第、メールならびに年会HPにてご案内いたします。今後の詳しい情報につきましては、方針を決定次第、年会ホームページに掲載いたしますので、随時ご確認ください。発表者ならびに座長の先生方におかれましては、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。 

 送付いたしますプログラム集には、現地開催として掲載されておりますが、原稿校了の後に開催方式が変更になっております。ご注意くださいますよう、お願い申し上げます。 

 新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、厳しい寒さも続きます。皆様がご健康に過ごされますことを心よりお祈りいたします。

敬具