日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S24] 老化・老化関連疾患発症メカニズムとその制御:基礎研究からの情報発信

2023年3月26日(日) 16:10 〜 18:10 [D会場] 高等教育推進機構 S2 (S棟2F)

オーガナイザー:髙橋 良哉(東邦大薬)、樋上 賀一(東京理大薬)

老化・老化関連疾患の発症メカニズムとその制御に関する基礎研究には、酵母、線虫、ハエ、サカナ、マウス、ラット、サルなどの様々な動物種が使われている。それぞれの動物種の寿命や加齢特性は異なるが、共通点も多い。一方、近年の遺伝子改変技術は、老化および老化関連疾患発症の分子メカニズムの理解に多大な貢献を果たしている。しかし、目的の遺伝子を破壊するノックアウトなどの加齢特性は、通常の老化とは異なる点も多く、ヒトへの外挿の難しさが垣間見える。
本シンポジウムでは、はじめに趣旨説明を兼ねて実験動物の老化の多面性について概説する(世話人、髙橋良哉、東邦大)。次に、遺伝子改変や食事制限、あるいはその両方による老化および老化関連疾患発症メカニズム解明に向けた介入研究の有効性と課題について、それぞれの専門研究から語っていただく(土屋勇一先生、東邦大;下川功先生、長崎大;樋上賀一先生、東京理大)。本シンポジウムの締めくくりでは、長く老化の基礎的研究に携わってきた後藤佐多良先生(順天堂大)から、老化と病気、モデル動物、老化メカニズムに加え、最近よく耳にする“老化は治せるのか”について論考していただく予定である。本シンポジウムが、老化・老化関連疾患に何らかのかたちで携わる研究者、教育者、医療関係者のみならず、薬学生にも有益な情報提供の場となることを期待する。

総合討論 (18:00 〜 18:10)

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