[P-008-B] 医療連携の構築~トレーシングレポートより得られたもの~
【目的】
2015年に「患者のための薬局ビジョン」が打ち出されて以来、薬剤師業務は対物から対人への転換が求められている。対人業務の強化には医薬連携をより深めることが重要だと考える。トレーシングレポート(以下TR)を用いた情報提供を行うことで病院との連携を構築するきっかけとなると考えられるが、当社では取り組めていない薬局が多いのが現状である。そこで今回の研究により、TR提出件数増加に向けた検証を行う。
【方法】
ウォンツ薬局広島県内の11店舗にて取り組みを行った。まずTR提出実績のある薬剤師よりTRの事例、記載方法に関する講義を開催した。次に2021年6月16日から2022年2月15日まで、毎月1回の会議にて各薬局が病院に提出したTRについて、提出件数、提出内容、病院からの返答内容の共有を行った。その後2020年6月16日から2021年2月15日までの期間と、2021年6月16日から2022年2月15日までの期間でTR提出薬局数、提出件数の比較を行った。
【結果】
研究開始前の期間ではTR提出薬局数は1薬局、提出件数は7件であったが、研究開始後の期間では提出薬局数は参加薬局全てとなる11薬局、提出件数は46件まで増加した。この取り組みにより今まで返信がなかった病院から返信が来た事例や、患者に感謝された、会話の増加に繋がったという事例報告もあった。
【考察】
提出件数の増加は、具体事例の共有により、どのようなことを書けばよいのか分からないという疑問が払拭された結果であると示唆される。また今まで返信がなかった病院からの返信事例は、単にTRの件数が増加しただけでなく、講義や会議での討議により内容も良質化したことが示唆される。また取り組みを行う中で患者に感謝される場面も多く、患者との会話の増加にも繋がっているため、TRの取り組み強化は充実した服薬指導にも繋がる可能性が示唆される。今後も継続した取り組みを行うことでTRを通して医療連携の構築が強化できると考えられる。
2015年に「患者のための薬局ビジョン」が打ち出されて以来、薬剤師業務は対物から対人への転換が求められている。対人業務の強化には医薬連携をより深めることが重要だと考える。トレーシングレポート(以下TR)を用いた情報提供を行うことで病院との連携を構築するきっかけとなると考えられるが、当社では取り組めていない薬局が多いのが現状である。そこで今回の研究により、TR提出件数増加に向けた検証を行う。
【方法】
ウォンツ薬局広島県内の11店舗にて取り組みを行った。まずTR提出実績のある薬剤師よりTRの事例、記載方法に関する講義を開催した。次に2021年6月16日から2022年2月15日まで、毎月1回の会議にて各薬局が病院に提出したTRについて、提出件数、提出内容、病院からの返答内容の共有を行った。その後2020年6月16日から2021年2月15日までの期間と、2021年6月16日から2022年2月15日までの期間でTR提出薬局数、提出件数の比較を行った。
【結果】
研究開始前の期間ではTR提出薬局数は1薬局、提出件数は7件であったが、研究開始後の期間では提出薬局数は参加薬局全てとなる11薬局、提出件数は46件まで増加した。この取り組みにより今まで返信がなかった病院から返信が来た事例や、患者に感謝された、会話の増加に繋がったという事例報告もあった。
【考察】
提出件数の増加は、具体事例の共有により、どのようなことを書けばよいのか分からないという疑問が払拭された結果であると示唆される。また今まで返信がなかった病院からの返信事例は、単にTRの件数が増加しただけでなく、講義や会議での討議により内容も良質化したことが示唆される。また取り組みを行う中で患者に感謝される場面も多く、患者との会話の増加にも繋がっているため、TRの取り組み強化は充実した服薬指導にも繋がる可能性が示唆される。今後も継続した取り組みを行うことでTRを通して医療連携の構築が強化できると考えられる。