第17回日本薬局学会学術総会

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一般演題(ポスター)

一般演題(ポスター)Aグループ

Mon. Oct 9, 2023 1:10 PM - 1:50 PM ポスター会場 (2号館3階 会議室231/会議室232+233/会議室234)

[P-016-A] 服薬フォローアップの実態調査と分析、および発熱外来対応後の服薬フォローアップにおける好事例の紹介

辻原 千尋1, 木本 真由美2, 木戸口 知子2, 福光 由美1, 堀 美沙1 (1.アルプ薬局笠舞店, 2.(株)アルプ)

【目的】
2020 年 9 月より薬剤交付後の服薬フォローアップ (以下 FU) が義務化された。今後継続して実施していくうえでの課題を挙げるため、当社での実施件数の推移や内容について調査・分析した。2021 年 9 月 28 日より新型コロナウイルス療養中の患者に対して在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料の算定が可能となった。当薬局の利用患者で自宅療養中に行った FU の好事例について紹介する。
【方法】
2022 年 4 月から 2023 年 2 月までを対象として行った FU について調査し、計 1181 件の経時的推移について、各店より抽出した実施例の内容の分析を行った。当薬局での好事例は在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料を算定した患者に限定し調査、選出した。
【結果】
実施を促す声掛けにより FU の実施件数は 2022 年 4 月から 7 月では月平均 40.5 件だったのに対して、 8 月 から 2023 年 2 月では 145.6 件まで大幅に増加した。実施例を分析すると、薬剤師が必要と判断し患者に提案して行っている件数が 127 件中 95 件(74.8 %)だった。実施例を収集した 2022 年 7 月まででは処方変更時・追加時の FU が 58 件中 14 件、2022 年 8 月から 12 月では吸入薬や自己注射等のデバイス処方・変更時の FU が 69 件中 19 件で最多だった。
【考察】
実施例を全店で共有することで薬剤師の実施に対する心理的ハードルを下げ実施を促進できた。今後は服薬情報提供料に繋がる実例を全店で共有して増やしていく必要性があると考える。処方変更時や新規での手技習得の必要な吸入や注射が処方追加・変更となった際に多く FU が実施されており、見逃さず薬剤師から患者への働きかけを行いたい。自宅待機中の FU では療養上のアドバイスや不安に対してのメンタルフォローを行う場面も多く、自宅療養を安心して受ける為にも患者が医療者とつながりを持っておくことは有益と考えられる。