[P-100-A] 催眠鎮静を目的としてベンゾジアゼピン受容体作動薬を使用する患者の使用実態調査
【目的】
ベンゾジアゼピン受容体作動薬は長期間の服用による依存形成のリスク、急な投与中止による離脱症状の発現などが知られている。ベンゾジアゼピン受容体作動薬を使用する患者の使用実態を調査して把握することにより、薬剤師の適切な服薬指導と医師への情報提供の必要性について検証する。
【方法】
2022年4月16日~5月31日の期間に(株)ドラッグイレブンの3薬局に来局している患者で、ベンゾジアゼピン受容体作動薬を服用している患者のうち、使用実態調査への参加同意が得られた患者26名にアンケート用紙を用いて使用実態などの記載を依頼した。
【結果】
使用実態調査に参加同意した26名のうち、「この薬を毎日飲んでおられますか?」に「はい」と回答した患者が21名だった。「飲むのをやめたいがなかなかやめにくい、やめられなかったということはありますか?」に「はい」と回答した患者が12名、「この薬を長期間飲んでいると、やめにくくなることがあると思いますか?」に「いいえ」と回答した患者が9名だった。「この薬をやめたいと思った場合自己判断で中止せずに、事前に医師もしくは薬剤師に相談しようと思いますか?」に「いいえ」と回答した患者が5名、「医師または薬剤師に相談せず自分の判断で、急に飲むのを中断したことはありますか?」に「はい」と回答した患者が4名などの結果となった。【考察】
本調査を実施したことで、ベンゾジアゼピン受容体作動薬による依存形成が疑われる患者がいること、および自己判断での急な断薬経験患者がいること、自己判断での急な断薬をする恐れがある患者がいることが分かる。ベンゾジアゼピン受容体作動薬の適正使用を進めるため、継続的に薬剤師が適切な服薬指導を行い、医師への情報提供も含めて積極的に薬剤師が介入していく必要性が高いと考察する。
ベンゾジアゼピン受容体作動薬は長期間の服用による依存形成のリスク、急な投与中止による離脱症状の発現などが知られている。ベンゾジアゼピン受容体作動薬を使用する患者の使用実態を調査して把握することにより、薬剤師の適切な服薬指導と医師への情報提供の必要性について検証する。
【方法】
2022年4月16日~5月31日の期間に(株)ドラッグイレブンの3薬局に来局している患者で、ベンゾジアゼピン受容体作動薬を服用している患者のうち、使用実態調査への参加同意が得られた患者26名にアンケート用紙を用いて使用実態などの記載を依頼した。
【結果】
使用実態調査に参加同意した26名のうち、「この薬を毎日飲んでおられますか?」に「はい」と回答した患者が21名だった。「飲むのをやめたいがなかなかやめにくい、やめられなかったということはありますか?」に「はい」と回答した患者が12名、「この薬を長期間飲んでいると、やめにくくなることがあると思いますか?」に「いいえ」と回答した患者が9名だった。「この薬をやめたいと思った場合自己判断で中止せずに、事前に医師もしくは薬剤師に相談しようと思いますか?」に「いいえ」と回答した患者が5名、「医師または薬剤師に相談せず自分の判断で、急に飲むのを中断したことはありますか?」に「はい」と回答した患者が4名などの結果となった。【考察】
本調査を実施したことで、ベンゾジアゼピン受容体作動薬による依存形成が疑われる患者がいること、および自己判断での急な断薬経験患者がいること、自己判断での急な断薬をする恐れがある患者がいることが分かる。ベンゾジアゼピン受容体作動薬の適正使用を進めるため、継続的に薬剤師が適切な服薬指導を行い、医師への情報提供も含めて積極的に薬剤師が介入していく必要性が高いと考察する。