[P-113-B] 当薬局における直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)およびワルファリンの処方変遷と処方背景について
【目的】
非弁膜症性心房細動では、リスク評価の CHADS2 スコア1点以上で、直接阻害型経口抗凝固薬(DOAC)の投与が推奨されており、ワルファリンからの処方変遷が推定される。一方、弁膜症性心房細動にはDOACの適用がなく、実際の臨床上の心原性脳梗塞の発症予防におけるワルファリン・DOACの処方状況の解析は重要である。
【方法】
当薬局の2013~2022年の処方データから抽出したワルファリン処方4499例(83±21歳)およびDOAC処方6158例(83±23歳)について、それぞれの処方推移、併用薬の違いや処方変更についてχ2検定による解析を実施した。
【結果】
DOACとワルファリンの処方トレンドは、DOACの処方率増加に伴い(2013年:0.23%→2022年:0.87%)、ワルファリンの処方率が減少した(2013年:0.52%→2022年:0.19%)。処方割合の低いダビガトランを除くDOACの3剤(エドキサバン、アピキサバン、リバーロキサバン)とワルファリンの併用薬剤の比較解析では、ワルファリンではDHP系Ca拮抗薬および硝酸薬の併用割合がDOACと比較して高く、レートコントロールとして使用されるベラパミル塩酸塩はエドキサバンとの併用割合が高かった。同様にレートコントロールで使用されるビソプロロールフマル酸塩およびβ遮断薬全体についてもDOACとの併用割合が高かった。ダビガトランは2011年に重篤な出血性副作用におけるブルーレターが発行されており、2013~2017年においてワルファリンやリバーロキサバンへ変更されていた。
【考察】
高血圧、虚血性心疾患のような心疾患合併に留意が必要な患者にはワルファリンが使用されていることが示唆され、頻脈系がベースとなる心房細動にDOACが使用されていることが示唆された。2013 年版ガイドラインで生体弁を弁膜症性としていたが、僧帽弁狭窄症および機械弁置換術のみが弁膜症性とする背景も加わり、心房細動における抗血栓療法はDOACが第一選択薬としてその有用性を確立しつつあることが示された。
非弁膜症性心房細動では、リスク評価の CHADS2 スコア1点以上で、直接阻害型経口抗凝固薬(DOAC)の投与が推奨されており、ワルファリンからの処方変遷が推定される。一方、弁膜症性心房細動にはDOACの適用がなく、実際の臨床上の心原性脳梗塞の発症予防におけるワルファリン・DOACの処方状況の解析は重要である。
【方法】
当薬局の2013~2022年の処方データから抽出したワルファリン処方4499例(83±21歳)およびDOAC処方6158例(83±23歳)について、それぞれの処方推移、併用薬の違いや処方変更についてχ2検定による解析を実施した。
【結果】
DOACとワルファリンの処方トレンドは、DOACの処方率増加に伴い(2013年:0.23%→2022年:0.87%)、ワルファリンの処方率が減少した(2013年:0.52%→2022年:0.19%)。処方割合の低いダビガトランを除くDOACの3剤(エドキサバン、アピキサバン、リバーロキサバン)とワルファリンの併用薬剤の比較解析では、ワルファリンではDHP系Ca拮抗薬および硝酸薬の併用割合がDOACと比較して高く、レートコントロールとして使用されるベラパミル塩酸塩はエドキサバンとの併用割合が高かった。同様にレートコントロールで使用されるビソプロロールフマル酸塩およびβ遮断薬全体についてもDOACとの併用割合が高かった。ダビガトランは2011年に重篤な出血性副作用におけるブルーレターが発行されており、2013~2017年においてワルファリンやリバーロキサバンへ変更されていた。
【考察】
高血圧、虚血性心疾患のような心疾患合併に留意が必要な患者にはワルファリンが使用されていることが示唆され、頻脈系がベースとなる心房細動にDOACが使用されていることが示唆された。2013 年版ガイドラインで生体弁を弁膜症性としていたが、僧帽弁狭窄症および機械弁置換術のみが弁膜症性とする背景も加わり、心房細動における抗血栓療法はDOACが第一選択薬としてその有用性を確立しつつあることが示された。