[P-161-B] グループホームへの服薬管理支援システムの導入に関する考察
【目的】
多くの高齢者施設では、誤服用防止のために何重もの対策を講じており、服薬管理に対して大きな負担がかかっている。今回、その負担を軽減するために、認知症患者入居施設(施設)へ服薬管理支援システムを導入し、実際に運用する上でのメリット、デメリットを調査、考察したので報告する。
【方法】
2022年6月、株式会社トーショーの服薬管理支援システム(Emma)を施設へ導入し、同年11月までの5か月間運用した時点で、施設スタッフ全17名、薬局薬剤師全2名に対しEmmaのメリット、デメリットに関する意見を聞き取り調査した。なお、Emmaは分包紙のバーコードを施設側のモバイル端末で読み取り、本人確認、服用時点、薬剤情報などが確認できるシステムである。
【結果】
メリットとして、施設からは患者ごとの顔写真を事前に登録し、画面表示された写真と本人を確認することができるため、経験が短いスタッフでも患者確認が容易になった、薬局からはモバイル端末使用データが確認できるため、遠隔で服薬管理状況の把握が可能になったという意見がでた。デメリットとして、施設からは患者のすぐ近くでモバイル端末を操作すると、患者が驚いて拒否反応を示した、薬局からは多くの情報をもったバーコードが印字されるという専用仕様のため、作り直し作業が煩雑になるという意見がでた。
【考察】
Emmaの導入により、施設スタッフの経験に頼らない患者の特定、服用薬の確認が瞬時にできることは、誤服用防止の負担軽減につながったと考える。また環境変化に注意が必要となる認知症患者への対応は、通常よりも細やかな配慮が必要であることもわかった。この先も多様な問題が出てくると思うが、それらをいかに早期解決していくかが今後の課題である。
多くの高齢者施設では、誤服用防止のために何重もの対策を講じており、服薬管理に対して大きな負担がかかっている。今回、その負担を軽減するために、認知症患者入居施設(施設)へ服薬管理支援システムを導入し、実際に運用する上でのメリット、デメリットを調査、考察したので報告する。
【方法】
2022年6月、株式会社トーショーの服薬管理支援システム(Emma)を施設へ導入し、同年11月までの5か月間運用した時点で、施設スタッフ全17名、薬局薬剤師全2名に対しEmmaのメリット、デメリットに関する意見を聞き取り調査した。なお、Emmaは分包紙のバーコードを施設側のモバイル端末で読み取り、本人確認、服用時点、薬剤情報などが確認できるシステムである。
【結果】
メリットとして、施設からは患者ごとの顔写真を事前に登録し、画面表示された写真と本人を確認することができるため、経験が短いスタッフでも患者確認が容易になった、薬局からはモバイル端末使用データが確認できるため、遠隔で服薬管理状況の把握が可能になったという意見がでた。デメリットとして、施設からは患者のすぐ近くでモバイル端末を操作すると、患者が驚いて拒否反応を示した、薬局からは多くの情報をもったバーコードが印字されるという専用仕様のため、作り直し作業が煩雑になるという意見がでた。
【考察】
Emmaの導入により、施設スタッフの経験に頼らない患者の特定、服用薬の確認が瞬時にできることは、誤服用防止の負担軽減につながったと考える。また環境変化に注意が必要となる認知症患者への対応は、通常よりも細やかな配慮が必要であることもわかった。この先も多様な問題が出てくると思うが、それらをいかに早期解決していくかが今後の課題である。